このたびの熊本県熊本地方を震源とする地震により被災された皆さまに、
心よりお見舞い申し上げます。
被災された地域の皆さまが、一日も早く安心した生活を取り戻されることを
心よりお祈り申し上げます。
2026年7月28日、熊本県熊本地方を震源とするマグニチュード7.1の地震が発生し、
最大震度7が観測されました。
地震は、いつ、どこで起こるかを正確に予測することが難しい災害です。
だからこそ、これから住まいづくりを考える際には、
「もしものときにどう備えるか」という視点も大切になります。
今回は、特定の住宅や地域を評価するものではなく、
これから家づくりを進める方に向けて、
住まいづくりの段階で確認しておきたい5つのポイントをご紹介します。
1.住まいの耐震性能を確認する
家づくりを考える際、まず確認しておきたいのが建物の耐震性能です。
住宅には、地震に対する建物の強さを示す目安として「耐震等級」があります。
耐震等級は1〜3まであり、数字が大きいほど、
より高い耐震性能を想定した基準になっています。
ただし、「耐震等級はいくつか」という数字だけを見るのではなく、
どのような構造計算や設計によって性能を確保しているのかまで
住宅会社に確認することが大切です。
家づくりの打ち合わせでは、次のような点も確認してみましょう。
- どの耐震等級を想定しているのか
- どのような方法で耐震性能を確認しているのか
- 間取りによって耐震性能に影響が出ることはないか
専門的な内容が分からなくても問題ありません。
「この家では、地震への備えをどのように考えていますか?」
と住宅会社に尋ねるだけでも、家づくりに対する考え方を知るきっかけになります。
2.土地だけでなく「地盤」にも目を向ける
建物そのものと同じように大切なのが、その家を支える地盤です。
同じ地域の中でも、土地によって地盤の状態は異なる場合があります。
そのため、家を建てる際には、必要に応じて地盤調査を行い、
その土地が住宅を支えるためにどのような状態なのかを確認します。
調査の結果によっては、地盤改良などの工事が必要になることもあります。
土地探しでは、次のような条件に目が向きやすいものです。
- 駅や学校から近い
- 日当たりがよい
- 価格が予算内
こうした条件に加え、災害への備えという意味では、
土地そのものについて確認することも重要です。
また、自治体が公開しているハザードマップなどを確認し、
地震だけでなく洪水や土砂災害など、
その地域にどのような災害リスクがあるのかを知っておくこともおすすめです。
3.間取りと建物全体のバランスを考える
家づくりでは、大きな窓や広いリビング、吹き抜けなど、
さまざまな希望が出てきます。
もちろん、暮らしやすさやデザインも大切です。
一方で、建物は柱や壁、床、屋根などが一体となって力を支えています。
そのため、間取りを考える際には、希望する空間を実現しながら、
建物全体のバランスについても考える必要があります。
例えば、次のような点は設計段階で検討されるポイントです。
- 壁の配置に偏りがないか
- 大きな開口部を設けた場合にどのように補強するのか
- 上下階の壁や柱の位置をどのように考えているのか
「耐震性を高めるためには、希望している間取りを全部諦めなければならない」
ということではありません。
暮らしやすさと安全性の両方を考えながら設計していくことが大切です。
4.建物だけでなく、室内の安全も考える
地震への備えというと、住宅の構造に目が向きがちですが、
実際の暮らしでは室内の安全も重要です。
大きな揺れが発生すると、家具の転倒や収納物の落下などによって、
室内でも危険が生じる可能性があります。
新しい家の間取りを考える段階から、次のような点も考えてみましょう。
- 背の高い家具をどこに置くか
- 寝室のベッド周辺に大型家具を置かない
- 造り付け収納を活用する
- 家具を固定できる場所を考えておく
- 出入口付近に転倒しやすい家具を置かない
収納計画をしっかり考えることは、
普段の暮らしを整えるだけでなく、
もしものときの安全にもつながります。
5.地震の「その後」の暮らしにも備える
地震への備えは、揺れている時間だけを考えればよいわけではありません。
地震の影響によって、停電や断水などが発生し、
普段通りの生活が難しくなる場合もあります。
そのため、家づくりとあわせて、
災害発生後の暮らしについても家族で考えておくことが大切です。
例えば、次のようなことです。
- 飲料水や非常食をどこに保管するか
- 懐中電灯やモバイルバッテリーを用意しているか
- カセットコンロなど調理手段を確保しているか
- 家族が離れているときの連絡方法を決めているか
- 避難場所や避難経路を確認しているか
太陽光発電や蓄電池などの設備についても、
災害時の電源確保という視点から検討する方法があります。
ただし、設備を導入すればすべて解決するわけではありません。
住宅の設備と、日頃からの備蓄や家族での情報共有を
組み合わせて考えることが重要です。
家づくりの段階だからこそ考えられる備えがあります
地震への備えに「これだけしておけば絶対に大丈夫」というものはありません。
また、自然災害の規模や発生場所によって、
住宅が受ける影響も異なります。
だからこそ大切なのは、不安を必要以上に大きくすることではなく、
できることを一つずつ確認しておくことです。
これから住まいを建てる方であれば、
- 耐震性能について聞いてみる
- 候補地のハザードマップを見る
- 地盤について確認する
- 家具の配置まで考えて間取りを決める
など、家づくりの段階からできることがあります。
住宅の性能だけでなく、土地、間取り、設備、
そして入居後の暮らしまで含めて考えることが、
もしものときへの備えにつながります。
安心して暮らせる住まいを考えるために
家は、建てた後に長い時間を過ごす場所です。
日々を快適に暮らせることはもちろん、
万が一のときに家族がどう行動するかまで想像しながら
住まいづくりを進めることも大切です。
新山形ホームテックでは、建物の性能や土地選び、間取りなどについて、
ご家族の希望や暮らし方に合わせてご相談を承っています。
もしものときの備えも含めて、
住まいづくりを考えてみませんか?
「耐震性能について詳しく知りたい」
「検討している土地について相談したい」
「災害への備えも含めて家づくりを考えたい」
という段階でも、お気軽にご相談ください。
日々の暮らしと、もしものときの安心。
その両方を考えながら、
ご家族に合った住まいづくりを一緒に考えていきましょう。
参考情報
※災害リスクや地盤の状況、住宅の構造・性能は、
土地や建物ごとに条件が異なります。
詳細については、行政機関や各分野の専門家へご確認ください。